日本のやり方をそのままタイに当てはめてもうまくいきません。タイ人の特殊な部分から世界共通の項目にいたるまでどうすればタイ人スタッフから一目置かれるのでしょうか。その方法を見て行きましょう。
By: Sebastiaan ter Burg
1.ビジョンの明確化、タイ人スタッフに明るい将来の絵を見せられること
タイ人社員の将来の不安を消し去ることが出来る人は慕われます。
2.責任感をもつ、問題が起きてもプロジェクトを完遂させる
仕事には問題が付きものです。それを一つ一つ解決していって最終的に結果、実績を見せ続けることで本当にビジョンが実現する、安心してこの会社で働けるとタイ人社員に思わせることができます。
3.柔軟さ、時に間違えを認め方向修正をする
かといって頑固に間違ったままそれを継続強行することは得策ではありません。長い目で見て結果を出せるのなら途中で方向転換してもタイ人社員はその日本人についていきます。
4.段取り上手、分かりやすい説明ができる、納得させられる
結果、実績だけを重視しその過程で必ず必要になってくるコミュニケーションを疎かにしないことが重要です。分かりやすく説明することとタイ人社員が納得行くまで対話を続けることが肝要です。
5.タイのマナーを知る
大抵、タイのビルの前には神様がまつってある祠(ほこら)があります。日本人がそのほこらにワイ(合唱して頭を下げる)をするとタイの文化、宗教を理解してくれていると思われ慕われます。また王様に敬意を払うことも重要です。
6.指導、教育を積極的にする
よほど流出してはこまる技術以外は積極的にタイ人にノウハウを教えていくべきです。自分を育て成長させてくれる人は敬意を表されます。
7.タイ人社員の話を引き出す、正しければ聞き入れる
定期的にアンケートなり面談を通してタイ人社員の意見を吸い上げる仕組みを作り困ったことを解決してあげるべきです。ただ、タイ人は利己的な意見も見られるのでその意見が最終的に会社のためになっているかを判断基準とすることは予め伝えておくべきです。
8.仕事はチームワーク、自分が手本となる
リーダーは自分を特別扱いしルールを破っていい存在と考えるべきではなく皆の手本となるようにルールを守らなければなりません。
まとめ フレンドリーさ、上から目線をしないこと
日本のやり方では威厳を持って部下に接するというこは当たり前ですが、タイでは積極的に会話の輪に加わったり食事をしたりすることで自ら打ち解ける努力をすることが大切です。コミュニケーションの機会を定期的に持つことを念頭に置いてください。