どの企業でも優秀なタイ人スタッフにたくさん入ってきてもらい定着して欲しいものです。
By: winnifredxoxo
優秀な人材を獲得するためなら高額給与も惜しまない、また社員が辞めてしまうのを防ぐために給与を上乗せして引き止めるという話は枚挙にいとまがありません。
タイ人が働きたい場所として憧れるBTS沿いアソーク、プロンポン、サイアム、シーロム、サトーンなどの一等地のビルに事務所を構え、社員のためにカフェやバーを設けたりオシャレな制服を特注したりする企業もあります。
年収もライバル企業よりも高く設定しこの会社で働けるのがカッコイイと自社のブランディングを構築しメディアがこぞって取り上げるようになることもあります。
これで優秀な社員が集まりやる気を出してくれればいいのですが実際は逆で、まだこれから伸びてくるはずの社員がこの高待遇は自分が優秀だからであると勘違いをしてしまいます。
更に満足行く給与をもらいモチベーションが低下し保守になってしまうケースが多く見受けられるようになります。
社員への高給与支払いと売上が比例せず無念ながら給与を下げると多くの人が辞めていきます。
つまり高待遇とは一時的なカンフル剤としてしか機能せず、長期的にはカンフル剤が効かなくなれば社員は離れていってしまうのです。
長期的の視点で見て高待遇一点豪華主義に走らず総合力を強化していくべきです。
やり甲斐や使命感、技術習得、適材適所、福利厚生、社内の人間関係の円滑化に気を配る、問題を積極的に吸い上げ早期解決していく姿勢など待遇を含めた全体のバランスを考え全体を底上げしていく方が離職率が低くなるということです。