日本人の生真面目さとタイ人のおおらかさ、ゆるさの差はどこから来るのでしょうか考察してみました。
By: Kevin Dooley
1.タイの土地の広さは日本の約1.4倍、タイの人口は日本の約半分なので一人当たりの土地の広さはタイは日本の約2.8倍ということになります。
更に人の住める土地の広さを比較しますと日本は約70%が山岳地帯で人の住める平野は約25%しかありません。
タイにも山岳地帯はありますがさほど険しいわけではなく、国土の大部分の平野と合わせると人の住める土地は日本の何倍もあります。
よってタイの一人当たりの人が住める土地の広さは私の推測ですが日本の6倍~8倍程度はあるのではないかと思います。
2.タイの食料自給率の高さは約120%と言われており日本の約40%の輸入に頼らざるをえない状況とは真逆の完全な食料輸出国です。
豊富な食料があることから子どもの教育でも日本のように「残さずに食べなさい」と言ったしつけはされません。
タンブンという功徳を積む文化もあり食べ物を与える文化もあることから餓死するという話はほとんど聞きません。
3.タイの気候は暖かいため日本のように冬に外国から石油を買い燃料として燃やす必要もありません。
当然日本で聞くような凍死もありません。常夏のタイは冬の寒い国々からのバカンス先にもなっており観光資源にも恵まれ世界有数の観光立国になっています。
まとめ 日本列島が余分にあと6,7個あり、常夏で車社会で時間に厳しくなく、観光資源に恵まれ世界中の人がお金を落としてくれて、食料自給率が100%を超えていたら日本人も多少はタイ人のように大らかになっていたのではないでしょうか。
このように「余裕」というキーワードから見てみれば、大らかなタイ人スタッフとの関係も上手に築けるのではないでしょうか。