タイでも年々所得が上がってきており、だんだん子供に支えてもらわなくても老後を暮らせる人も多くなってきています。更に子供をまともな学校に通わせるとなると教育コストが高くなり子供を持つ動機付けは所得向上と反比例して日本や他の先進国同様、減っています。
対策として不妊治療支援や保育園の充実、再就職支援の整備、産休育休、教育費援助、家族含む医療費補助などがありますがタイ政府では十分ではない部分をタイ人スタッフに福利厚生として援助することで子供にかかる負担を軽くし心配を取り除いてあげることで優良なスタッフの定着率を上げることができます。
貢献度の高い社員にボーナスで一時的に高評価をするのに対し、上記の福利厚生はこれから結婚子育てをする若い優秀な社員への強力な訴求力になります。
また優秀な転職者を迎え入れるときも上記は魅力的であり、タイ人が最も重要視する家族構成に踏み込んだものであり転職を繰り返す文化のあるタイ人でもなかなか会社から離れなくなります。
大企業だけでなく中小企業でも功績に応じて柔軟に与えていくことで人材コストパフォーマンスの向上が見て取れるようになるでしょう。
辞表、面接、採用、育成を繰り返すことと高定着率では圧倒的に後者の方が理に適っています。検討してみはいかがでしょうか。