何でもそうですが初めての土地に来る時や初めてのことをする時は失敗という名の授業料を多く払うものです。タイに来たばかりの日本人の犯しがちな過ちはどんなことがあるでしょうか。見ていきましょう。
By: ajusticenetwork
日本では当たり前の上司から部下への上からのもの言い、タイに来たばかりの日本人はこれをそのままタイ人スタッフにしてしまうのです。タイ人スタッフに対して上から目線で対応するべきではありません。いくらタイ国とタイ人が日系企業の資本や技術、人材を欲しているとはいえタイ人がタイ人のためにタイ語で作った商習慣、法律、納税などのルールを日本人も当然守らなければなりません。
しかもそのタイ独自のルールは日々ルール変更がなされています。それを常にキャッチアップできるのはネイティブでありマンパワーを持つタイ人だけです。つまりタイ人に助けてもらわなければいつの間にか知らぬ間にルールが変わっていて違反をしていたということにもなりかねないのです。
By: Nathan Forget
たかだかタイ国内にいる10万人程度の日本人だけではどんなに強固なコミュニティーを築いても全てのルール変更や時代の変化をキャッチアップすることはできないのです。
タイ人スタッフとうまくやっていくことができて尊敬され信頼を寄せられ離職率の低い会社を取り仕切ることができる日本人像はタイの慣習文化をよく知り、日頃のタイ人スタッフへの気配りをこまめにし、昼食や夕食をたまにはタイ人スタッフの輪に入り一緒に食べ一緒に笑い楽しみ、問題がないか積極的に関わっていき早期解決し、明るく活気のある職場づくりに励むなどの日常的な行いを忘れない日本人です。
また家族主義のタイ人スタッフが非常に多いことから残業も相談の上させなければなりません。望まない長時間、高頻度の残業は離職を生む原因になります。タイのやり方を心得た上でのビジネスを展開していきましょう。