日経新聞電子版に載っていた世界の工場の記事を読んで、なるほどと勉強になる内容だったので感想やタメになったことをまとめました。
By: Barbara Eckstein- 工場の品質管理部門の改善提案、アイデアのほとんどが中国から逆輸入されたものだった。それは改善提案を従業員が出し採用されると5元~100元(約100円~2000円)が支払われる仕組みがあり一人当たり月5件の改善提案が出されるから。
- 毎月8000件のアイデアが出され、上層部がスクリーニングし実際に使えるものを採用し現場に落としこんでいくので日本のもはや形骸化した改善活動は中国にはるかに及ばない。
- タイも同様で品質管理の世界大会を開けば本家の日本がタイに勝てないので開きたくても開けないという逆転現象が起きている。
- 円高時による工場の海外移転が続出したのが原因で日本に現場力が弱まった。技能継承がされずに消えていった。逆に海外の技能が伸びていった。10年で120万人が製造業から消えた。
- 一度できたこの流れは逆流することはない。むしろアメリカが製造では日本に勝てないと悟りITや金融に移行したのと同じように日本も製造ではアジア諸国にもはや勝てないと悟り別の何かに移行していかなければ生きる道はないと感じました。
- もしくは国境がぼんやりしてきている昨今、どこの国の現場が強い弱いという発想自体がもはや時代遅れなのかもしれません。どこの国出身かは関係なく企業や個人へと枠がシフトしていっておりITとグローバル化の進化で更にこのスピードは加速していくと思いました。
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「今や中国、タイ以下」とも 日本の現場は強くない 日経新聞電子版