一時的な海外旅行ならローカルのホテルに泊まり現地レストランに行き現地料理を食べ、現地人と仲良くなり楽しい時間をすごす人も多いでしょう。
By: Kumar's Edit
しかしこれが仕事となるとどうでしょうか。日本の本社が多額の経費をかけてあなたをタイに駐在員として送り出し結果を出すことを期待し毎日あなたと連絡を取り合います。
このような多くのプレッシャーを受け失敗が許されない状況においてタイ日系企業の日本人はどんなに日本語のうまい現地タイ人であろうと有名なタイローカル企業であろうと重要な局面においては日系企業と取り引きをする傾向にあります。
理由はタイ人がどんなに日本に5,6年留学していて日本語がペラペラで日本に精通していても日本人の営業スタイル、接待、納品期日を守る、営業時間の広さ、支払いサイトの遵守、途中でルールを変えない、品質、クレーム処理の方法などが日本人同士でなければ一致しないからです。
つまり日本人の商習慣は日本人にしか分からないということです。
海外駐在員は日本の本社への説明責任があり、もしもミスが発生した場合に「タイ人が悪いんです」などと弁明しても本社が許すわけがないからです。
こうしてタイの日系企業は日本人品質を守り信頼され続ける限り日系企業からの注文が継続するのです。