タイ人スタッフを雇って初めに感じることは、タイ人2,3人の仕事量=日本人1人の仕事量であるということです。
By: Nguyen Hung Vu
タイ人のキャパシティーと日本人のキャパシティーは全く違うためそれを見極めながら仕事を振っていかなければなりません。
放っておくとパソコンでフェイスブック、スマホでLine、報連相はしない、皆の前で叱ると翌日から何の連絡もなしに来なくなるケースもあります。
直接注意をするといくら正当な理由で叱っても非を認めず関係が悪くなることがあります。
これへの対応の仕方は直接叱らずタイ人マネージャーなどを間に入れて注意をするということです。
「そういうことをすると日本人上司から怒られるからしてはいけないよ。」と日本人から怒られるのを防ぐ形で注意させることでタイ人マネージャーも嫌われ役にならずに済みます。
また他社から現在の給料より高いオファーを貰った。給料上げてくれないと辞めると言ってくることがあります。
一度この手に引っかかって給料を上げると味を占め何度も同じ手を使ってきます。
このような話は大概がウソであり下手をすると社内にこの話がバレて社員全員の給料を上げろという話にも発展しかねません。
このような人間は金次第でいくらでも転職する人間ですので最初から諦め、一度目の辞表を受け入れるのが懸命です。
この手法を社内全員に使われたらと思うとぞっとするはずです。
それを阻止するためにもこの手には引っかかるべきではありません。この手は使えないと分からせるべきです。
ただ一部の本当に優秀で辞められては困るスタッフに対してのみ適正の範囲の給料まで上げてあげるのは懸命な判断です。
しかし、優秀な人材はジョブホッピングでどんどん給料を上げていく文化なのでどこかで諦めなければならない時が来るかもしれません。
そうなっても困らないように最初から権限、役割の分散をしておくことが重要です。